1の指

今日はバスティンメソード小倉郁子先生のセミナー、3回シリーズの最終回。
とにかくわかりやすい!そして実践的な内容でした。

沢山教えていただきましたが、そのなかでもテクニックの基本となる内容について1つご紹介。
テクニックの基本、スケールを弾くときの1の指の動きについて。

1の指は手の構造上、他の指と違う動かし方をします。鍵盤に触れる部分も他の指が指先なのに対して、爪の角の部分で弾きます。そして俗に言うマムシ指(指の付け根の関節がへこむ状態のこと)は矯正しないといけない。
注意しないといけないことが沢山あるのに、それがなかなか難しいのです。
でもこれができたらテクニックの重要なところがひとつクリアに。

この難しい1の指の動きを良くするための教具が、小倉先生が代表を務める宇都宮バスティン研究会で作られている「一番星」。
これは本当にお勧め!

右の写真が「一番星」です。
私も以前からレッスンで使ってきたのですが、ご自身もマムシ指だったとおっしゃる小倉先生のお話を伺いながら実際にやり方を見せていただいて、改めてその良さを実感しました。 

詳しいやり方は引き続きレッスンの中でお伝えしていきますが、1の指がうまく動かせたら音の粒がそろって綺麗に聞こえるし、曲のテンポも速く弾くことができます。 
1の指はテクニックの要ですよ。