子どもたちの心に届けたいのは未来の笑顔につながる「できた!」

伝えたいこと

ピアノ教室のブログなのに、個人的なこと、しかも病気のことを書くなんてどうかとも思ったのですが、読んで下さっている皆さんが私のようなことにならないように、今日はちょっと病気のことを書いておこうと思います。

  

実はちょうど2年前、家族旅行で行った九州でみぞおちのあたりがひどく傷み、歩くこともできなくなって救急車で運ばれたことがありました。そのまま病院に入院、検査の結果わかったのは胆管がつまって炎症を起こしているということ。そして血液検査の数値から、炎症の原因は恐らくがんだろうということ。 

胆管がんです。

胆管がんはがんの中でも予後の悪い病気。

この時初めて死というものを身近に感じました。

 

その頃は昼も夜も関係なく仕事をしていたような気がします。気がつくと明け方なんてことも多々あり。仕事が楽しくてしかたなかったんです。やりがいも感じていました。子どもも手を離れ、仕事に全力投球できるようになったということもありました。

教材研究とか教具作りとか、行事関係の諸々とか、レッスン以外にもやろうと思ったら仕事はいくらでもありました。休みの日でも時間さえあれば仕事をしていたんですね。とても充実して楽しかったんです。でも多分身体は悲鳴をあげていたんですね。

 

不規則な睡眠や食事、運動不足が身体に良いはずはなく。なるべくしてなったんだろうなと。自業自得ですよね。自分のめちゃくちゃな毎日の過ごし方、仕事の仕方をすごく後悔しました。

 

家族のこと、教室のこと、自分がこれから何ができて何ができなくなるのか、いつまで生きられるのか、生きてる間に何をしなくちゃいけないのか、随分色々なことを考えさせられました。

 

炎症が治まるのを待って、戻った仙台ですぐに再入院。そして手術。

でもね、病理検査の結果は、なんとがんではなく胆管結石だったのですね。

本当に命拾いをしました。

 

もしこの時本当に最初の診断通り胆管がんだったとしたら、教室はたたまなければならなかったことでしょう。生徒さん達や、一緒に働く先生にはたくさんの迷惑をかけたことと思います。

家族にも心配と迷惑をかけながら病気と向き合うことになっていたでしょう。

 

たまたま胆管結石だったから良かったようなものの、今までの生活の仕方、仕事の仕方は変えていかなくてはと心の底から思いました。

 

仕事をいきなり減らすのは難しかったです。回っている大きな車輪はブレーキをかけてもすぐにスピードは落ちないから。

でも本当に少しずつではありましたが、仕事の量を調整し、体のことも考えながら、この2年過ごしてきたつもりでした。

 

のですが、この春の胃がんの宣告。

「浸潤型で広がりやすいタイプのガンなので、胃は全摘。リンパも全部取ります。」

なぜだか2度目のがんの宣告は、何だか他人事のように聞こえました。

 

でも、幸いにも胃は3分の2の切除ですみ、結石の予防のために胆嚢は取ってしまいましたが、転移なく、合併症もなく退院できて、もうすぐ術後3カ月。

今は食事の仕方さえ気をつけていれば、ほぼ以前と同じ生活ができるようになりました。

 

人の生き死にだけは、人間にはどうすることもできませんね。

命を与えてもらって、こうして生徒さんとレッスンができるようになったことを、今本当に感謝しています。

 

そんな経験をした私が、最後に、このブログを読んでいただいている方に伝えたいこと。

 

今の時代は、働くお母さんが当たり前になっていて、お母さんたちは皆疲れています。

子育てしながらフルタイムで働くお母さんは、毎日がまさに分刻みのスケジュールでしょう。

そんな状態でも、なおがんばるお母さんたち。

それをここ15年くらいの間、レッスンにくるお母さんとお子さんを見ていて、いつも感じていました。

女性はどうしても自分のことを後回しにしがちですね。

だいじょうぶかなぁと心配です。

どうか、ご自分の体のことも大切にしてあげてください。家族のことに一生懸命になるあまり自分の体を大切にしないと、結局は家族が悲しむことになります。

 

検診は必ず受けてください。

胃の調子が悪いならX線ではなく、胃カメラを。

私の胃がんは胃カメラで見つかりました。その2か月前には胃がん検診(X線検査)を受けていたのに、「異常なし」のはがきが来ていました。

X線ではだめです。胃カメラ、苦手でも飲んでください。

 

入院していた病院はがん患者がたくさんいました。同室に入院していた人は全員がんでした。病院だから当たり前なんだけれど、それでもがんってこんなにも多いのかと驚きました。ということは、がんはだれがなってもおかしくない身近な病気だということです。決して他人事と思わないでください。

 

働くお母さんを取り巻く社会の環境はまだ過渡期なのでしょう。待機児童の問題さえも、クリアになるのはまだまだ先のように思えます。だからこそ、自分の体は自分で守らないと。

働くお母さんがもっと生き生きと健康的に働けるような社会が早くやってきますように!

 

私のは・・・自業自得です。

 

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