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音づくり

今年のブルグミュラーコンクールは、小さい生徒さん達の参加が多いです。

幼児さんたちはレガート(なめらか)に弾くのに苦戦中。
ピアノは打楽器の仲間ですから、もともとレガートは難しいのです。
歌うように弾ければいいのですが、なかなかそれが・・・
スクイーズ(写真のパン)を使ったり、はかりを使ったりしながら、どうやったらなめらかに弾けるかタッチの勉強中。
まずは歌って。
次に歌いながら弾いて。
そして最後に心の中で歌いながら弾く。
その時に心の中でイメージした音が出ているかどうか、自分の音を聴きながら弾くわけですが
これがねぇ、なかなか思った音が出てこないのですよ。
自分のイメージした音と違う音が出ると
「あっ!」
と言って笑う子もいます。
音づくりを楽しんでいるみたいですね。
単純に強い弱いの差をつけて弾くことさえも難しい幼児期。
そこにレガートを要求するんだから、すごいなぁと、教えながら思っています。
コンクールじゃなきゃ、幼児さんにここまでやらないんですけども。
苦戦しながらも、みんなニコニコしながらよくついてきてくれて
小さいのにえらいなぁ。