今日はひな祭り。
♪灯りをつけましょ ぼんぼりに
お花をあげましょ 桃の花~♪
あ~~、みんなと歌いたいな~!
小学6年生の時に、放課後の特設合唱部に所属していました。
部活が終わって帰り道。
仲間と大声で田舎の田んぼ道を歌いながら歩きました。
歌ったのは・・・
今思えば笑っちゃうんですけど、「ガッチャマン」とか「キャンディキャンディ」とか、当時流行っていたアニメの主題歌ばかり。
途中何度も歩みを止めながら、ず~っとみんなで歌い続けて。
本当に楽しかった!
誰からともなく歌いだし、あっという間に大合唱。
楽しくて楽しくて。
歌いながら見た夕焼けの風景が今も忘れられないのです。
上手とか下手とか、何も関係なくて。
ただただ楽しかった思い出。
歌って、やっぱり音楽の原点だと思う。
そして仲間と一緒に歌うって、なんて楽しいんだろうと思う。
生徒ちゃんたちに、音楽の楽しさを伝えられてるかな。
時々心配になるのです。
努力ばかりを要求していないかなって。
ピアノで音楽の楽しさを伝えるのって、難しい。
歌うことよりも、ずっと努力を必要とするから。
義務になっていないかな。
つまらない練習になっていないかな。
音楽理論?
もちろん大事。
弾くためのテクニック?
もちろん大事。
音感?
それだってもちろん大事。
でもそれは全部、練習して努力して得られるもの。
ピアノに限らず楽器を習得するって、努力なしにあり得ない。
「楽しい」と「努力」
努力なしに楽しいだけっていうのはない。
ただ、努力することが全然苦じゃない子もいるし
そうじゃない子、こつこつが苦手な子もいる。
苦手な子には、もっと楽しい経験を増やしてあげたいと思う。
楽しいと思ったら、努力が苦じゃなくなる。
だからレッスンは今でも試行錯誤。
みんなと思いっきり歌いたい。
ただただ音楽の楽しさを伝えたい。
グループで、みんなと歌える日が早く来ないかなと思うのです。