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やってて良かった ポコアポコ

今から3年前、この子たちはプレピアノの3期生としてレッスンをスタートしました。

3年前はまだまだちっちゃくて、幼くて、可愛くて、ある時はわがままで、ある時は甘えん坊で。

毎回楽しかったけど、45分のレッスンは私、実はいつも汗だくでした(笑)

 

 

下は当時の写真

この時の様子はこちら

1対1の個人レッスンは、ひとりひとりと向き合ってもちろん楽しいのだけれど、グループレッスンの楽しさはまた別。

特別なもののような気がします。

 

なぜかな。

個人レッスンの方が手間もかからないし、一人に合わせればいいだけなのでずっとラクなのにね。

それでもグループは特別の楽しさ。

手がかかる子ほど可愛いってやつですか?(笑)

 

いえ、多分 「場」ができるから、なんだと思います。

 

みんなで一緒に歌って、リズム打ちをして、カードを読んで。

ゲームで負けたとギャン泣きしたり、みんなで大声で笑ったり。

 

一緒にやることでお互いに刺激を受けて、お互いの存在が励みになって、支えになって、みんなで成長してきた。

そういう「場」って個人レッスンじゃできないんですね。

そういうのが見られるのが、私はたぶん楽しくて嬉しくて、だからグループレッスンが好きなんだろうと思います。

 

 

お母さんたちの手もたくさん借りました。

  

宿題もこまごま、たくさん出しました(笑)

レッスンをしている傍らで、レッスンで使う小物を作ってもらったこともあります。

 

写真のピクニックの時も、クリスマス会をした時も、私が何かやろうと声をかけると、話がすぐにまとまって、前へ前へと物ごとが進んでいきました。

 

ピアノが弾けるようになってきた今の子どもたちの姿は、このお母さんたちあってこそ。



さて、3年前幼稚園、保育園生だったこの子たち、今は小学1,2年生になりました。


 

昨日はこの子たちが教室に全員集合(写真1枚目)

転勤で県外へ引っ越すことになったHちゃんとのお別れに集まってくれたのです。

 

Hちゃんといえば、ピアノを弾き初めた最初の頃から、歌うようにピアノを弾く子で、驚かされた記憶がありますが

そのHちゃんの個人レッスンが始まってすぐのころの、お母さんから聞いたエピソードをひとつ。

 

幼稚園のお迎えにお母さんがいくと

「中から大きな声でドレミうたいをしながら、(ピアノを弾くように)指を動かしながら出てくるんですよ。

まるでピアノ教室の宣伝をしながら歩ってるようなもんです。」

 

あはは、ウケたなぁ。

宣伝ありがとうね!

 

そしてこの頃にはすでにHちゃんの生活の中にはピアノがあったようで

幼稚園から帰ってきたらまず手を洗ってピアノを弾いていると聞きました。

 

習慣は最初の1~2か月でついたようです。

 

「多分小学校に行くようになっても、この習慣が崩れることはないと思う」

とお母さんが話していた通り、Hちゃんは今年小学校に入学して生活が激変しましたが、その中でもペースを崩さず毎日30分練習を続けています。

お引越しして、新しい先生になってもきっとそれは変わることはないんだろうなと思います。

 

これからの成長を楽しみにしてきたので、手元を離れていくのは本当に残念。

 

でも昨日は集まった子どもたちみんなに

 

「離れても、お互いに、追いつけ追い越せでがんばろう」

「いつか、どこかのコンクール会場でライバルとして会えるかもしれない。その時はまた、お互いにがんばろうね!」

という話しをして別れました。

 

 

夜になって、Hちゃんのお母さんからグループLINEにメッセージ。

 

やってて良かった公文式ならぬ

やってて良かったポコアポコだと思いました。

ふざけてません(笑)

 

と。

 

あはは

またウケた。

 

キャッチコピーで使わせてもらおうかな(笑)

 

そして最後に


 

Hくん

Sちゃん

Iちゃん

 

Hはきっとどこに行っても弾き続ける気がするから、またどこかで同じステージで弾きあえたら嬉しいです。

 

お世話になりました。

 

と。

 

 

進み方は人それぞれでも、向かう方向はみな一緒よね。

遠く離れてもこの場が続き、一緒に成長していってくれますように。


やってて良かった ポコアポコ


これからも、みんなの成長を楽しみにしています!