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「楽ちゃん」がやってきた

先週の木曜日、新しいピアノがやってきました。

 

少し前から名前を考えていたのです。

 

命名「楽」。

 

みんなが、ピアノを楽しんでいってくれますようにと願いを込めて

楽(がく)ちゃんです。

 

みんな、よろしくね!

 

そういえば、父が買ってくれたもともとのピアノは、名前がなかったな。

ということで、もともとあったC7は

「なな」

と呼ぶことにしました。

 

 

搬入の様子

クレーンで吊り上げて、部屋に引き入れるところが一番の難所。

何せ外は足場がなくて、ピアノがふらふら揺れないように、脚立に乗ったお兄さんが頼りです。

350kgが宙に浮いて、本当にドキドキしました。

 

動画もどうぞ。

無事に部屋に入って、ほっ。

外してあったピアノの足を取り付けて

設置完了!

無事2台並びました。

この日の午後、早速レッスンで生徒さんにお披露目です。

 

小1ピアノ少女Kちゃん。

両方弾き比べて、「どっちがいい?」

と聞くと

「こっち!!!こっちの方が音が出る」

 

と「なな」から動こうとしない(笑)

 

せっかく新しいピアノを買ったのに(笑)

 

ピアノは「新品の時が一番良い状態」ではありません。

弾き込むうちに馴染んで、どんどん状態が良くなっていきます。

生まれたての赤ちゃんピアノ、よく響くのだけれど、最初はなかなか「鳴ってくれない」のですよ。

指をしっかり動かして鍵盤の下までキッチリしたタッチで弾かないと、クレッシェンド(だんだん強く)もデクレッシェンド(だんだん弱く)も鳴ってくれません。

一方でおとなりの「なな」は、オーバーホールからかなり弾きこまれて、音色も豊か。

そして「楽」がC5X、「なな」がC7と、もともとのピアノの格が違うので、音量も「なな」の方が簡単に出て弾きやすい。

 

みんな口でこそ、その違いを説明できないけれど、わかるのですね。

 

「どっちで弾く?」と聞くと、ほとんどラクに表情が出せる「なな」を選ぶ。

 

楽ちゃん、人気ないなぁ(笑)

 

面白かったのは、「楽」を選んだ二人。

 

小5ピアノ女子Rちゃん。

 

「こっち(楽)はちゃんと弾かないと音が鳴らない。こっちで(表情をつけられるように)弾けなきゃ、弾けたことにならないから、ちゃんと弾けるようになるようにこっちで練習する。」

 

そう言って、今日の弾きあい会でも、一人だけわざわざ「楽」で弾きました。

 

もう一人「楽」を選んだのが、高校生ピアノ男子。

「新しい今のうちしか味わえない音を味わいたいから」

という理由。

 

「なな」のような大音量のど迫力はまだないけれど、「楽」には、新しいピアノ特有の優しくてまあるい音色があるよね。

 

ということで、2台のピアノでのレッスンがスタートしました。

 

やっぱり一緒に弾いてあげられるのは、わかりやすい。

 

迷って迷って購入を決めたけど、買って良かった!

 

さぁ、頑張ろう。

楽の成長とともに、みんなの成長も楽しみ!